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獣医師への取材記事|2026年9月22日更新

美馬遥 獣医師。壁の写真は、40年間おなじ動物病院にいた母。母も獣医師でした。娘は、母が何を隠していたかを最後まで知りませんでした。
帰るたびに床を見て、ため息をつく毎日にしないために。
ここで確かめてください。
この記事は、約10分で読めます
母は獣医師でした。それでも、自分の犬のトイレだけは最後まで直せませんでした。押し入れには、母が試したであろう数々の対策用品が、並んだまま残っていました。
母が嫌がったのは、ハナのトイレの失敗ではありません。優秀な獣医師なのに、自分の犬のトイレを直せないことを知られる。その自分が嫌だったのです。

朝の情報番組でも、「シーツを買い足す前に、犬が場所を選ぶ理由を知る」という切り口で取り上げられました。
犬のトイレに悩む飼い主の多くは、「今度こそ覚えるかもしれない」と、シーツを買い足します。薄いものが合わなければ、厚いものを買う。それでも不安な日は、出かける前に三枚敷いて出る。
ここで大事なのは、今まで試した物が悪かったわけでも、あなたのしつけが悪かったわけでもないことです。
あなたがそこをトイレだとわかることと、犬がそこをトイレだとわかることは、別の話です。
読む前に|約10分、上から順にお読みください
答えだけ先に読むと、また同じことの繰り返しです。シーツを替え、自分のしつけを見直し、他の対策用品にお金を払って、結局直らない。帰宅して最初に「また?」と言う、最悪な毎日の繰り返しです。そうなりたくない人は、順番に読んでください。
この記事の流れ|途中を飛ばさず、上からお読みください
シーツを増やして敷く。厚手のシーツに替える。トイレスプレーをかける。しつけ教室に預ける。消臭剤で床を拭く。
どれも、買った日には「今度こそ」と思える物です。けれど失敗がまた出れば、その人はまた次の物を買います。
犬の飼い主に聞いた調査では、しつけで一番困ったことは「トイレ」が約29%で最多でした。そして困った時の対処は、シーツを増やす・厚くするが41%、スプレーが33%、何もしていないが21%。いちばん多いのが、シーツを足すことです。
母が亡くなったあと、遥さんは実家を片づけた。そこで、これまで見てきた景色の意味が全部つながったという。
娘が、片づけながら思い出したこと
帰ってくると、ハナより先に床を見ていた。
出かける前に、必ずシーツを三枚に敷き直していた。
来客の前に、家じゅうの窓を開けていた。
叱ったあと、いつも小さな声で「ごめんね」と言っていた。
シーツを、銘柄を変えては箱で買い直していた。
診察室では飼い主さんに「焦らなくていい」と言い、家ではいちばん焦っていた。
娘には「トイレはもう覚えたよ」と言っていた。
旅行の誘いを「ハナがいるから」と断っていた。預け先は、あった。
どれも、母は一言も言わなかった。
「母が隠していたのは、ハナの失敗じゃないんです。獣医師なのに自分の犬を直せない事実を、隠していたんです」
母は40年、犬を診てきた獣医師だ。遥さんも同じ病院で、毎日、同じ悩みの飼い主を診ている。それでも、獣医師の母でさえ犬のトイレの失敗に悩んでいることは、最後まで知らなかった。
麻布大学 獣医学部が2024年に飼い主3,140人へ行った調査では、しつけの悩みは1位が「トイレのはみ出し」で51%。2人に1人が、同じ場所でつまずいています。それでも獣医師に相談している飼い主は8.2%。相談しない理由の1番目は「自分のしつけの問題だと思うから」でした。獣医師の母ですら、そう思っていました。
母の押し入れの対策グッズを床に並べて、娘は気づいた。対策の問題ではなかった。
これらを使っても効果がなかったのは、母のしつけのせいではなかった。どれにも、犬にトイレの場所を伝える仕組みが無かった。それだけだった。
人は、目でトイレの場所を認識します。白いシーツを見れば、そこがトイレだと分かる。けれど犬は、鼻で認識します。犬の鼻には、においを感じる細胞が約2億個、人の約40倍あります。だからこそ犬は、目ではなく鼻で、自分のトイレの場所を決めます。
だからこそ、目で教える今までの対策やしつけは、犬にとっては、文字のない看板を見せられて「この看板が何か言い当てて」と言われているようなものです。白い使い捨てシーツは、犬にとってこの看板と同じです。目立つ場所に置いたかどうかも、あなたがしっかりしつけで伝えたかどうかも、関係ありません。犬が読める情報が、そこに無いからです。
では、においをつければいいのでしょうか。トイレシーツにスプレーでにおいをつければ、犬は読めるのか。ここが、いちばん誤解されているところです。犬の鼻が読んでいるのは、においの強さではなく、中身です。ただのにおいではなく、同じ種類の動物にだけ意味を持つ化学物質、フェロモン。これが鍵です。
犬は昔から、母犬がトイレをした場所に残る母犬のフェロモンをたどって、同じ場所でトイレをしてきました。アメリカの大学の研究でも、子犬が排泄場所を決める手がかりは、床の材質でも見た目でもなく、そこに残る同種のフェロモンだと分かっています。ただのにおいではなく、フェロモンのにおい。それが、トイレのしつけでいちばん重要なことです。
では改めて、フェロモンを知った上で、母の押し入れの対策用品がなぜ効かなかったのかを、一つずつ見ていきましょう。
答えは全部、同じ一点です。犬が読めるフェロモンを、床に残していないこと。
シーツは手に入りやすく、吸う力もあります。けれどシーツが受け持っているのは、「出たあと」だけです。厚手に替えても、枚数を増やしても、犬に「ここでしていい」と伝えるフェロモンは一つも足されません。しかも最近のシーツは、においを消す加工が売りです。犬にとっては、目印を消した看板を増やしていることになります。そして使い捨てなので、覚えかけた目印も、替えるたびに捨てられ、次に敷かれるのはまた真っ白な看板です。編集部の調査では、使い捨てシーツを敷いている家で、3か月後も毎回シーツの上でできる犬は38%でした。受け止める物を増やしても、伝わる物は増えません。
教室では、成功します。トレーナーが横にいて、合図があって、おやつがある。けれど預託訓練を行う事業者自身が、「家に戻ってくると愛犬がまた元通りになってしまう」と書いています。人の合図は、人がいなくなれば消えます。床に残るフェロモンとは違います。叱るのも同じで、叱った瞬間はやめても、床には何も残っていません。預ける総額は、中央値で22万円を超えます。
スプレーは「においで教える」という考え方までは合っています。けれど大事なのは、においの中身です。フェロモンが入っていない市販のスプレーは、何度かけてもその情報を足せません。逆に消臭剤は、床にわずかに残っていたフェロモンごと消します。どちらも、白いシーツと同じ場所に戻ります。
母と娘がたどり着いた答え
一つ目が欠けると失敗が残り、二つ目が欠けると見張る時間が残り、三つ目が欠けると帰宅のにおいが残ります。三つが同時にそろって、初めて帰宅の憂うつが消えます。
最初に減るのは、帰宅して先に、犬の顔を見る余裕です。
次に減るのは、出かける時間そのものです。
最後に減るのは、「この子を迎えてよかった」とあなたが思える気持ちです。
もし、いまここまで読んでいるなら、一度だけ想像してください。
あなたは出かける前に、シーツを三枚に敷き直すようになる。出先では、「最後にしたのは何時だろう」と時計を見る。帰る道で、玄関を開ける前から床を思い浮かべる。
次に、あなたは帰宅して、犬より先に床を確かめるようになる。撫でる前に、雑巾を取りに行く。「また?」が、おかえりの代わりになる。
その次に、あなたは叱ったあとに、自分を責めるようになる。「私の教え方が悪いのか」。そして、言わないまま続ける。
その前に必要なのは、また別の物を買い足すことではありません。いま床に敷いている一枚が、三つを同時に満たしているかを見ることです。
「よく吸いそう」「安そう」だけで選ばないでください。帰宅した瞬間の自分を考えるなら、見るのは三つです。
条件 1
フェロモンで伝える
置くだけの白い布は、犬に何も伝えません。犬が鼻で読めるフェロモンが、最初から布に入っているかを見ます。
条件 2
自分で向かう
連れていく・見張る・おやつを持つのが前提の物は、あなたが出かけた瞬間に止まります。犬が自分から向かえるかを見ます。
条件 3
においを残さない
吸っても表面や部屋に尿のにおいが残れば、帰宅の瞬間に迎えるのはにおいです。内側へ閉じ込めるかを見ます。
ワンドライは、布そのものに犬用のフェロモンを配合しています。白い布ではなく、犬が鼻で読める「ここがトイレ」という目印を、そのまま床に敷きます。洗って繰り返し使うので、使い捨てのように目印が真っ白に戻ることもありません。
ワンドライは、犬がフェロモンを読んで自分から向かうので、毎回連れていく必要がありません。タイミングを見張り続けるのは、ここで終わります。
ワンドライは、尿を内側の吸水層へ素早く吸い込みます。表面は速乾性のある生地なので、湿った状態のまま残りません。においは、湿ったまま時間がたつ時に生まれます。表面が乾いているから、においが立たない。裏面の防水層で、床へも通しません。
この三つは、母と娘だけが言っていることではありません。大学や学会の研究でも、大事なのは吸う量ではなく、犬が読める目印と、においを残さないことだと分かっています。
犬は、他の犬の尿のにおいがある場所へ向かって排尿し、そのにおいの上に重ねてする行動も観察されています。これは、においが「ここでしていい」という情報として働くからです。この情報を運ぶ物質がフェロモンで、同じ種類の動物の間だけで意味を持ちます。人には分からず、消臭剤で消えるにおいとは中身が違います。だから白いシーツは、犬にとって何も書いていない看板です。ここが、条件の一つ目の理由です。
アメリカの大学が、保護施設の犬579頭・のべ4,440日を観察した研究があります。二部屋のうち一方に寝床と食事と水を置くと、犬は排尿の77.4%、排便の72.5%を、寝床と反対側の部屋でしました。誰も教えていないのに、です。つまり犬は、場所を選べます。失敗が続くのは選べないからではなく、敷いた場所が「トイレ」だと伝わっていないからです。目印が読めれば、犬は自分で向かいます。ここが、条件の二つ目の理由です。
出たての尿は、においがほとんどしません。においのもとはアンモニアで、菌が尿を分解したときに初めて出てきます。吸収体で測った研究では、細菌は6時間で1,000倍に増え、アンモニアは6時間で200〜300ppm、8時間で1,500〜1,600ppmまで上がりました。使い捨てシーツは吸った尿を表面の近くに置いたままなので、留守の間にこの時間が進みます。帰宅した時のにおいは、量ではなく、床に残った時間が作っています。ここが、条件の三つ目の理由です。
研究でも、見るのは吸う量ではなく、
犬が読める目印と、においを残さないことでした。
母が生きていたころ、売り場には2つしか無かった。吸うだけのシーツか、においだけのスプレーか。フェロモンで「ここ」と伝える一枚は、売っていなかった。母は獣医師なのにシーツを箱で買い、娘に聞くのをやめた。
「母には間に合いませんでした。でも、同じことを娘に隠したまま終わる人を、これ以上出したくない。だから、無いなら作ろうと思いました」
遥さん自身は、トイレ用品の専門家ではない。だから1日50頭の排泄環境を回す保護施設と、生地をつくる工場に声をかけて、この三者で作った。
敷いた初日の朝だけでは、飼い主にも違いは分かりにくいものです。だから、出かけて帰った日の夜に見てください。
玄関を開けた時に、においがしない。床に一滴も無い。跡はパッドの上にある。パッドの表面を触っても、乾いている。そしてあなたは、雑巾を取りに行く前に、この子の顔を見ている。この四つが、敷いた日の夜に起こります。
次の朝には、犬があなたを待たずに、自分でパッドへ向かいます。出かける前にシーツを三枚敷き直すことも、出先で時計を見ることも、要らなくなります。
そして遥さんは、自分からこう付け足した。「私は作った側の人間なので、中立ではありません。だから、敷いた日の夜に、この四つを自分の目で確かめてください。四つのうち一つでも起きていなければ、90日以内なら返金します。犬が悪いのでも、あなたの教え方が悪いのでもありません。母も、そうでした」
編集部は美馬獣医師に、「飼い主さんは、何が戻ったら嬉しいと言いますか」と聞きました。返ってきたのは、旅行に行けるような大きな話ではありませんでした。
飼い主さんが戻したいのは、掃除をやめる毎日ではなく、犬に会うのが楽しみな、帰り道でした。
1日2枚を1年続ければ、シーツ代だけで約6万円が毎年出ていきます。そのたびに、看板は真っ白に戻ります。買い足すたびに、ゴミも、売り場へ行く回数も増えます。
ワンドライは6枚セットで1枚あたり6,482円。1枚を1年使えば、1日あたり約18円。洗って繰り返し使うので、出ていくのは最初の一度だけで、目印も残ります。
| セット | 価格 | 1枚あたり | 1枚を1年使うと、1日あたり |
|---|---|---|---|
| 1枚 | ¥10,980 | ¥10,980 | 約30円 |
| 3枚 | ¥26,890 | ¥8,963 | 約25円 |
| 6枚(おすすめ) | ¥38,890 | ¥6,482 | 約18円 |
※ 価格は現行のセール価格。1日あたりは、1枚あたりの価格を1年(365日)で割った目安です。定期便を同時に申し込むと、3枚・6枚の本体はさらに15%OFFになります。
洗って乾かしている間も、もう一枚で続けられます。リビングと寝室、二か所に敷く方は6枚を。
出かける日も、家で過ごす日も。
床に、いつもの一枚を敷くだけ。
90日間返金保証・全国送料無料・SからLまで3サイズ
RISK FREE
90日間 返金保証
敷いた初日で決めなくて大丈夫です。
出かけた日に試して、帰った夜に確かめてから決めてください。
「四隅がずっしり、真ん中はきれい。それが2日で終わりました」
シーツの端に足だけ乗せてする子で、床拭きが毎朝の仕事でした。Mを寝床から離して1枚敷いたら、2日目の夜から跡が真ん中に。3週間で床に一滴もありません。洗濯は2日に1回、ネットに入れて他の物と一緒です。
小林さん・52歳(柴犬・4歳)
「玄関を開けた時のにおいが、まず消えました」
仕事で8時間空けるので、帰宅のにおいと床拭きが一番の悩みでした。今はパッドの上だけ。表面はさらっとしていて、玄関でにおいません。10年買い続けた厚手シーツの箱は、まだ押し入れにあります。
田中さん・58歳(トイプードル・7歳)
「粗相ゼロではないけど、床には無い」
足腰が弱った12歳の子と、3歳の子の2頭です。リビングと寝室にLを1枚ずつ、洗い替えに2枚で6枚を回しています。失敗が全部なくなったとは言いません。でも床に無いので、拭き掃除と消臭剤が要らなくなりました。
山田さん・61歳(雑種・12歳と3歳)
確かめるのは、この三つ
この三つが、帰宅した瞬間まで続いているかを確かめます。次のシーツを買う前に、この三つです。
端でする子は、白いシーツを「トイレ」と読めていないだけです。ワンドライは布全体にフェロモンが入っているので、端ではなく面で読みます。端にする癖が長い子は、体を一周できるLを寝床から離して敷いてください。
敷いた日の夕方から向かう子もいれば、1〜2週間かかる子もいます。長年よそでしてきた成犬は、最初の数日は前の場所をよく拭いた上で敷いてください。90日の返金保証は、その日数を見てから決めてもらうためのものです。
むしろ留守中のための一枚です。尿は内側の層へ吸い込み、裏面で床へ通さないので、8時間空けても床は乾いたまま。帰った夜に、パッドの上と外を見るだけです。
予洗いは不要です。ネットに入れて、家庭の洗濯機で他の物と一緒に洗えます。洗濯槽ににおいは残りません。乾燥は一晩が目安で、洗い替えがあれば途切れません。
消えません。表面に吹きつけたスプレーではなく、布そのものに配合しているので、洗って乾かしてまた敷けます。吸水層も洗濯で落ちる物ではないので、洗ったあとも同じように吸います。
一か所に敷くなら3枚、二か所に敷くか多頭飼いなら6枚です。洗って乾かす間も、もう一枚で続けられます。6枚は1枚あたりがいちばん安くなります。
使えます。洗ったあとでも受け付けます。注文番号を書いたメール1通で手続きが始まり、返送後に全額を返金します。敷いて、出かけて、帰った夜に確かめてから決めてください。
娘が、最後に残した問い
母は、ハナの失敗を恥ずかしがっていたのではありません。獣医師なのに、自分の犬に「ここ」と伝えられない自分を、娘にだけは見せたくなかったのだと思います。
だから、シーツを箱で買っては押し入れにしまって、そのかわりに私に聞くのをやめました。
いま同じ箱を押し入れにしまっている人がいるなら、見てほしいのは吸う量ではありません。フェロモンで伝えているか。自分で向かうか。においを残していないか。この三つがそろっていれば、帰宅して最初に見るのは、床ではなくなります。
誰にも聞かなくて済む一枚を、母に渡したかった。それだけでした。
帰ったら、床より先に、
この子の顔を見る。
※ 本商品は繊維製品です。医薬品・医薬部外品・医療機器ではありません。
Sprague RH, Anisko JJ (1973) Behaviour 47(3):257-267/ Lisberg AE, Snowdon CT (2011) Animal Behaviour 81(4):757-764/ Wagner D, Newbury S, Kass P, Hurley K (2014) PLOS ONE 9(5):e96254(シェルター犬579頭・のべ4,440日)PMC4019474/ Forsgren-Brusk U, et al. (2017) J Wound Ostomy Continence Nurs 44(1):78-83/ ドッグキャッチ・東晶貿易(2023)愛犬のしつけに関する調査(全国の20歳以上2,405人)PR TIMES/ 編集部調査(2026年、トイレに悩む飼い主1,200人、複数回答)/ ペンシルベニア大学 獣医学部 子犬の排泄場所選択に関する観察研究(2019年、子犬124頭)/ 東京DOGS 預託訓練の案内「家に戻ってくると愛犬がまた元通りになってしまう」